エリーパワー株式会社（以下、当社）から今年7月に発表された二輪車始動用バッテリー「HY battEliiy (以下、HYバッテリー) Pシリーズ」の新モデル「HY93SS」が、スズキ株式会社（以下、スズキ）の新型ストリートバイク「GSX-8T」、「GSX-8TT」に続き、スズキを代表するスーパースポーツバイク「GSX-R1000」、「GSX-R1000R」にも標準バッテリーとして採用されましたことをお知らせいたします。
スーパースポーツバイク「GSX-R1000R」
エンブレムデカールが貼付されたGSX-R1000Rのタンク上面
2017年に「軽量かつ長寿命で高安全な始動用リチウムイオンバッテリー」として登場。以来25万個以上を生産し二輪車市場でご利用頂いております。
8年以上ご利用頂いているユーザー様からは「長く乗っていなくてもバッテリー上りがなく、寒い冬場でもエンジンを一発で始動できる」と評価頂いており、その高い信頼性から「走りにフォーカスできるバッテリー」と呼ばれております。
このような第三者様からの評価に加え、「電池起因による事故ゼロ」という揺るぎない実績が、高性能・高信頼性の証であると考えております。
■エリーパワー 代表取締役社長 河上 清源のコメント
新型ストリートバイク「GSX-8T/TT」に続き、”The King of Sportbikes”として名高い「GSX-R1000/R」にも当社HY93SSを採用頂けましたこと、大変光栄に思っております。
このHY93SSは当社独自技術で開発したSyncCellを搭載しており、従来からの「軽量」「長寿命」「高い始動性能」という特長に加え、当社だからできる「高安全でBMU※1レス」を実現させたバッテリーです。
この記念すべきバッテリーが、スズキを代表する「GSX-R1000」、「GSX-R1000R」の卓越した性能を支える一翼になれましたことは大きな誇りであり、当社の技術力を評価頂けた証でもあると考えております。
今後も新たなテクノロジーを益々加速させ、安定した高品質な製品を供給し続けることで、40周年に続き50周年・100周年のモデルでもお役に立てるよう、全社を挙げて邁進してまいります。
当社が新たに開発した「SyncCell」には、独自に開発した電解液「Self-Syncing Electrolyte Technology」が採用されており、セル電圧のばらつきが生じた場合でも自己抑制が可能、最適な電圧に自己同期いたします。また過電圧時は、自らセルの内部抵抗を上げることで自動的に電流遮断することができます。BMUはバッテリーの監視・制御装置であり、過充電・過放電の防止、各セルの電圧バランスを維持させる機能ですが、「高安全なリチウムイオン電池の普及」を目指し創業した当社は、創業以来電池起因の事故ゼロであり、BMUレスの実現は、高安全の技術の高さ、そして自信の証明です。
HYバッテリー Pシリーズには、過電流からバッテリーを保護するためにヒューズを搭載していますが、従来製品では交換できませんでした。新モデル「HY93SS」では、もしヒューズが作動しても交換可能な設計とすることで、メンテナンス性が向上し、ライダーにとって利便性の高い仕様となります。
同等クラスの二輪車に従来使用されている密閉型鉛電池※2と比較して、重量1.5kg減、体積約52.7%の小型化を実現。当社の同容量従来製品（HY93-C）と比較しても、約17％の重量減と8.6％のサイズダウンを実現。スムーズな走行性能と車重のさらなる軽量化に貢献しております。
※1 Battery Management Unit（バッテリーマネジメントユニット）の略。
バッテリーの電圧・温度等を監視・制御する装置。過充電・過放電防止、各セルの電圧バランスを維持させる機能。
※2 比較対象鉛電池 重量：2.4kg 体積：W151xD88xH106mm
エリーパワー株式会社
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〒141-0032 東京都品川区大崎1-6-4 新大崎勧業ビルディング19階
事業内容：大型リチウムイオン電池および蓄電システムの開発、製造、販売
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