蓄電システム選びのポイント

蓄電システムを選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
長く使い続けるものなので、じっくりと比較検討し、最適な蓄電システムを選びましょう。
  ファイル形式:PDF   ファイル容量:3.3MB

❶ 使う電気量に合わせて「蓄電容量」と「出力」を選ぶ

蓄電システムを選ぶ際に大切なポイントのひとつが「蓄電容量」と「出力」です。「蓄電容量」は蓄電システムにためておける電気量をいい、「出力」は蓄電システムが一度に出せる電気量をいいます。
蓄電システムの性能を表す「蓄電容量」と「出力」を確認し、最適なものを選びましょう。

❷ 電気を使う範囲に合わせて「特定負荷型」と「全負荷型」を選ぶ

蓄電システムには特定負荷型と全負荷型の2種類があり、停電時に使用できる範囲や消費電力が異なります。特定負荷型は、停電時に必要最低限の電力を供給するため、停電が起きても電気を長い時間使うことができます。一方、全負荷型は、停電時でも普段と変わらない生活ができますが、家中のバックアップをおこなうため、自然と電力消費量は大きくなります。
停電時に「どんな電気の使い方をしたいか」によって最適なものを選びましょう。

❸ 「生涯蓄電容量」の比較が大切!

「蓄電容量」には、生涯蓄電容量、初期実効容量などがあります。
蓄電システムの寿命まで使える電気の総使用量を「生涯蓄電容量」、初期の頃に一回の充放電で使える電気量を「初期実効容量」といいます。初期実効容量が大きいが寿命が短い蓄電システム(A社)と初期実効容量が小さいが寿命が長い蓄電システム(B社)を比較すると、寿命までたくさん電気を使えるのは、「生涯蓄電容量」の大きいB社になります。

❹ 蓄電システムのキーパーツ「電池セル」の品質を考える

ここまで蓄電システムを選ぶうえでのポイントをお伝えしてきましたが、蓄電システムのキーパーツである「電池セル」の性能もポイントになります。
電池セルは蓄電システムに内蔵されており、電池の性能を決める大切な部材です。蓄電システムの多くは、リチウムイオン電池を内蔵しています。リチウムイオン電池は、電池としての機能(充電・放電)やエネルギー密度は非常に優秀である一方、材料の組み合わせや形状などによって性能差があり、特に安全性については大きく異なります。
蓄電システムを選ぶ際は、キーパーツである電池セルの品質も比較したうえで、製品を選ぶことをおすすめします。

純国産の電池セル、世界トップクラスの安全性を実現

エリーパワーの蓄電システムに使われている電池セルは、釘を刺しても潰れても、過充電しても発煙・発火しない、世界トップクラスの安全性を実現しています。

エリーパワーの電池セルの製造は全工程を自動化した国内自社工場で行い、品質と安全性の確保に努めています。

毎日使っても安心の長寿命

エリーパワーの大型リチウムイオン電池セル「HY battEliiy(HYバッテリー) Lシリーズ」は、15年繰り返しフル充放電を行っても(約17,000回)電池容量保持率70%という長寿命を実現しました。長期間にわたって、安心してお使いいただけます。

※ 電池セルの型式:PD50S06
室温25℃、充放電流48.5A(1C)、1日3サイクルのフル充放電(DOD:放電深度=100%)した場合の電池セル単体における容量の定格容量に対する割合(容量保持率)の予測値です。電池セルを搭載する蓄電システムの使用条件(充放電頻度など)、使用環境などにより、容量保持率の低下度合は変動します。また、搭載する蓄電池の容量と、蓄電システムとして実際に使用できる容量は、蓄電システムの使用条件などの影響によって変動します。

幅広い温度帯域で安定した性能を発揮

蓄電システムは、温度・湿度といった周囲環境の影響を受けやすい製品です。各メーカーが推奨する使用可能温度範囲外の温度では十分な性能を発揮することができません。設置環境によっては保証対象外や設置不可となるケースもあるため検討する際には注意が必要です。

温度特性に優れた蓄電システムを選ぶことで、寒冷地や直射日光が当たり高温となる家屋南側への屋外設置が可能となり、スペースを有効活用することができます。
エリーパワーの電池セルは、ー20℃から60℃の広い使用可能温度範囲が特長です。低温から高温まで幅広い温度帯域で安定した性能を発揮するため、多様な使用環境に対応可能​です。

 ※ 蓄電システムの動作保証温度範囲とは異なります。
高品質で長寿命の蓄電システムを選ぶことで、ライフサイクルコストを低減するとともに、長く安心して使用することができます。
  ファイル形式:PDF   ファイル容量:3.3MB