一般的に電池の安全性試験は、未使用時のバッテリーに対し、内部短絡試験等を行っています。
リチウムイオン電池の事故は、繰り返し使用された後に起こることが多く、未使用時のバッテリーへの試験では充放電を繰り返すことで高まる安全性の低下リスクを評価することができません。
エリーパワーは、「災害の多い日本において、電力貯蔵用リチウムイオン電池の普及には、何よりも安全性が不可欠である」との信念のもと、2006年の創業以来、一貫して「安全性第一」の姿勢で電池の開発・製造に取り組んできました。
電池の安全性は、未使用時はもちろんのこと、想定使用期間中にも担保されていることが重要であると考え、
会社独自で長期間使用した後の電池セルに対する安全性試験も実施しております。
■使用した電池:当社蓄電システムに搭載しているHY battEliiy(HYバッテリー)Lシリーズ
■使用期間:2014年4月~2023年5月
■使用場所:滋賀県に設置した百葉箱の中
■使用回数:約26,000サイクル
■試験内容:釘刺し試験(電池セルに釘を刺し、内部短絡を発生させ強制的にショートさせる)