可搬型蓄電システム「POWER YIILE 3」

新型コロナワクチン保管用ディープフリーザー向けに出荷開始

電力バックアップによる停電時の24時間※1を超える冷凍状態維持と、停電検知・通知が可能に

 エリーパワー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長 兼 CEO:吉田博一)はこの度、可搬型蓄電システム「POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)」をツインバード工業株式会社(以下「ツインバード」)製ワクチン保管用冷凍庫「SC-DF25WL DEEP FREEZER 25L」の非常用バックアップ電源として利用できることを独自に確認し、7月より出荷を開始いたしました。
 当製品をツインバード製ワクチン保管用冷凍庫に接続しておくことで、停電が発生しても24時間以上※1の電源を確保することが可能となります。本格的な台風シーズン到来に備え、貴重なワクチンを無駄にしない為の備えとして活用頂くことが可能となります。
※1 新品時の目安として最大30時間。周囲温度等の条件によって稼働時間は変わります。
 当社が提供するクラウドサービス「エリークラウド・インテグレーティッド」を利用することにより、蓄電池を遠隔で監視することができ、さらに停電が発生した際にはメールで停電を通知する機能も備えているため、安全なワクチン管理が可能となります。(別途通信装置のオプション設定あり)

 また本製品は、ワクチン保管用冷凍庫のバックアップ用途が終了した後もBCP対策として引き続き停電時の非常用電源としてご活用いただけます。

・ツインバード製ディープフリーザーは新型コロナウイルス感染症ワクチン保管用冷凍庫として活用されています
・ツインバード製以外の新型コロナワクチン保管用冷凍庫には本製品は使用できません
・本検証は当社が独自に行ったものであり、ツインバードが動作保証をするものではありません

使用に関する注意

 一般的な冷蔵・冷凍関連機器は定格電力を超える突入電流を発生させる場合があるため、定格電力が蓄電システムの使用可能範囲内であっても、使用には注意が必要です。本蓄電システムは以下に沿ってご使用いただくことで、安心してお使いいただけます。

可搬型蓄電システム「POWER YIILE 3」について

商品名 POWER YIILE 3 (パワーイレ・スリー)
型番 PPS-30
サイズ W320×D585×H514(mm)
質量 約52kg
蓄電池容量 2.5kWh
定格出力 1.5kVA/1.4kW
運転音 38dB以下
 組み立てや設置工事が不要な、箱から出してコンセントをつなぐだけですぐにお使いいただける蓄電システムです。停電や災害発生時の非常用電源として、さまざまな状況において、多くの機器へ電力を供給することができます。
■POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー) 製品ページ
https://www.eliiypower.co.jp/products/general/stand-alone/py3
 エリーパワーの蓄電システムは、国内自社工場で製造している、釘を刺しても過充電しても発煙・発火しない安全性と、繰り返しフル充放電に強い17,000回サイクル/電池容量保持率70%を実現した耐久性と長寿命、優れた温度特性をもつ「HYバッテリー(Lシリーズ)」を搭載しています。創業以来、電池起因による重大事故ゼロの安全実績と性能といったMade in Japanの品質が認められ、これまでの蓄電システム出荷台数は累計68,000台を超えました(2021.6末時点)。今後も安全で高性能な環境に優しい電池を開発・製造し、環境問題の解決に取り込んでまいります。
※ 電池セルの型式:PD50S06
室温25℃、充放電流48.5A(1C)、1日3サイクルのフル充放電(DOD:放電深度=100%)した場合の電池セル単体における容量の定格容量に対する割(容量保持率)の予測値です。電池セルを搭載する蓄電システムの使用条件(充放電頻度など)、使用環境などにより、容量保持率の低下度合は変動します。また、搭載する蓄電池の容量と、蓄電システムとして実際に使用できる容量は、蓄電システムの使用条件などの影響によって変動します。

関連資料

【お知らせ】新型コロナワクチン保管用ディープフリーザー向けに、可搬型蓄電システム「POWER YIILE 3」の出荷を開始いたしました。(0.3MB)

お問い合わせ先

エリーパワー株式会社
■報道関係お問合せ先 TEL:03-6431-9047(広報部直通)
■製品に関するお問合せ先 TEL:03-6431-9044(本社営業部)
https://www.eliiypower.co.jp/
〒141-0032 東京都品川区大崎1-6-4 新大崎勧業ビルディング19階
事業内容:大型リチウムイオン電池および蓄電システムの開発、製造、販売

本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。